“一瞬の感動を一生の感動に”
〜フォトスタジオの始まり〜
『カメラとの出会い』
小学3年生のとき、祖父が趣味で使っていた一眼レフカメラを借り、使い方もままならないまま初めて撮影したのが夕日でした。
写真を見て『上手だね~』と褒められたとき、なんとも言えない嬉しさが込み上げて来たのを今でも覚えています。
私が二十歳の頃、自営業だった我が家はバブルの影響で倒産を経験しました。
その事がきっかけで『自分が本当にやりたいこと』を自問自答する中、『写真を撮ること』が心の中に表れていたのです。
当時、学生だった私はそれまでカメラマンになること自体、現実的に考えた事はなく、『写真=好きなこと』でした。
しかし、この出来事がカメラマンという道へと進むきっかけとなったのです。
当時、写真専門学校さえ通っていない未経験の私でしたが、広告撮影スタジオに勤務することが出来、0からのスタートを切りました。
当然、商業写真撮影の基礎知識も解らず必死で勉強する日々を過ごしました。
そこでカメラマンアシスタントとして約4年間修行し、その後広告制作会社へカメラマンとして入社。
約7年間務め33歳を迎えた年、フリーランスとして独立をしました。
フリーランスカメラマンとして活動する中、以前会社で同僚だったスタイリストと再会。
プロのスタイリストとしてフリーで活動する中、子供専門のハンドメイドショップを営み、年に数回撮影イベントを行っていました。
そのイベントの撮影依頼で声をかけてくれてたのが、後にスタジオを立ち上げる大きなきっかけの一つとなりました。
『家族写真』
同時にその頃フリーランスとして活動する中で、ある家族を撮影する機会がありました。
芝生のきれいな公園で3才の男の子のいる3人家族で、散歩したり、追いかけっこしたり、終始楽しく撮影をしていました。
撮影も無事終わりお写真をご家族へ渡した後、ママからお礼の連絡をいただきました。
『この度はとても素敵な写真を撮っていただきありがとうございました』
そして『主人が夜中ひとりで写真を見ながら涙を流しておりました』とこっそり話してくれました。
その言葉をいただいた時、、心が震え、涙が込み上げてきて、驚きとご家族に対する感謝の思いで溢れていました。
これまでクライアント(企業)との仕事がメインだったため、写真の仕上がりを間接的に評価されることが当たり前になっていたのです。
そんな中、素敵なご家族を撮影する機会をいただき、撮影した写真がこれほどまでに喜んでいただけた事がありませんでした。
この出来事は、その後の写真に対する考え方に大きな影響を与え、
写真で人を喜ばせたい気持ちを強くしていきました。
『フォトスタジオという選択』
それからもショップの撮影イベントを行っていくたびに、
写真を喜んでくれる人が増えていき、それが私たちの後押しとなり、
2013年11月千葉県浦安の一軒家でフォトスタジオ(マシェリスタジオ)をオープン。
そこでたくさんの子供たちやご家族と出会い、約5年間で5000組のご家族を撮影する事が出来ました。
そしてたくさんの方に写真を喜んでいただく事ができ、
『地元である船橋で広めたい!』との思いからフォトスタジオを船橋市に移転。
そして新たなコンセプトと共に『クシェルスタジオ』はスタートいたしました。
クシェルスタジオ
代表 佐久間 正道